「将棋めし」を読んだ感想【ノーカロリーノー将棋!って衝撃的】
空前の将棋ブーム到来
さくらです
将棋は、駒の動かし方位はわかるんですけど、正直盤面を見てもどっちが有利とか全く分かりません。
そんな私が読んだ「将棋めし」
一時期「ヒカルの碁」にどっぷりハマってた時期が有ったんですが、将棋以上にルールがサッパリわからなかった。しかし囲碁の楽しさ、難しさ、奥深さが十分伝わってくる良い漫画でした。
たしかこの時もプチ囲碁ブームきてましたよね
将棋より食事?
そして昨今の将棋ブーム。藤井四段14歳という超新星の連勝記録
毎日のようにニュースでも取り上げられました
そこで笑えたのが対局中の出前の注目度!!
まあ一般の視聴者に対局の中身を言ってもそんなに興味をそそられないんだろーなーってのはわかります
しかし大勢のTVカメラが出前のおじさんを取り囲み、追っていく姿はもうそれ自体がニュース
藤井四段が注文したメニューは、そのお店で一斉に注文され、即完売という大フィーバー。それを見ているコッチはかなり笑えました。
そこに来て「将棋めし」
まあ以前『盤上の詰みと罰』を描いていた作者の松本渚さんも、ここまでの将棋ブームは予想してなかったでしょうね。多分。内田理央主演でドラマ化までされますからね
私も自分が将棋マンガ読むなんて想像もしてなっかたですよ。ホントに…
まずは目次のところが「おしながき」っていかしてるじゃん。
そして主人公の「峠なゆた六段」が将棋以上(?)に頭を悩ませるのが出前のメニュー
食べたいものを食べればよいのだけれど、
頭の中で
●今まで食べてきたメニューとは違うもの
●相手が何を食べるか(絶対カブりたくない)
●ゲン担ぎ
●スタミナ重視
これらを納得できるまで考える
しかも考えた食べ物を「この選択は堅い…穴熊並みやな…」と将棋に例える辺りはさすが棋士。
そして実際の食事風景の描写は完全にグルメマンガそのもの。よく描けています。
将棋もお互いの食事内容に引っ掛けて勝負していくという面白さ。
ルールもイマイチな私でもハマりました。
しかも作者の松本さんもかなり将棋をされるそうなんですが、しっかりと将棋監修に棋士・広瀬彰人八段が担当しているらしいです。これは本当の将棋好きも納得でしょう。さすがです。